2021年03月31日

3月の満月

願わくば 花の下にて春死なん その如月の 望月の頃
21-3_Mangetu.jpg
今月の満月は3月29日でした。

西行法師のこの歌の「如月の望月」とは
旧暦なので今の暦で言うとまさに3月の
満月の事なのです。
とても印象的な和歌なのでこの時期必ず
思い出します。


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そして早くも3月31日です。
早い早すぎます!

何もしないうちに2021年最初の3カ月が
終了しようとしています!!

…とか言いつつ、
お上への書類も仕上げたし、
ようやっと重い腰を上げ、嫌々ながら
マイナンバーカード申請も済ませたし、
やれることはやっているのだ、と
自分に言い聞かせています。

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posted by あとりえSAKANA at 09:15| Comment(12) | 日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月30日

母のものを「2」の続き

続きです。

ピン立て&接着で固定してあるとわかれば
土台から外します。

先ずは赤丸したように、
バチカン(三味線のバチに似ているから)金具を外して、
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珊瑚に熱をなるべくかけないように熱します。
(接着剤はだいたい熱で軟化します。)



このペンダントは2か所ピンが立っているので
珊瑚に傷をつけないように気を付けて
2つに切断し、取り外します。
21-3_Sango5.jpg

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石を外してみると … 38という傷や(何で?)
欠けが見つかりました。
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なので、外縁を全部を囲む枠にします。
そして底は、全部を塞ぐと全体の重量が
重たすぎるので ピン立て穴を隠す程度に
底を貼ります。
21-3_Sango6.jpg
上側は元のペンダント時にあった
桜の花びらモチーフを意識した形にしました。

そしてチェーンを通す部分、バチカンには
小さいですけれど、ダイヤを入れました。
21-3_Sango7.jpg

そして完成。
21-3_Sango8.jpg

21-3_Sango10.jpg

これでこのペンダントトップもたまには
日の目を見るのではないかと思っています。
posted by あとりえSAKANA at 11:24| 制作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月29日

母のものを「2」

最近自宅にいると 母がいろんなものを
出してきます。これもその一つ。

(r[◎]<)パチリ☆
21-3_Sango1.jpg
母が父からもらった初めてのプレゼント
だそうです。

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裏にも金具にも特に刻印もありません。
21-3_Sango2.jpg
爪で固定もされていません。

接着によって金具に固定しているようです。

よく見ると固定用のピンを立てた穴の形跡が見えます。
21-3_Sango3.jpg

ピン立てて接着して固定する、というのは、
柔らかい宝石(穴を開けたりの加工が容易) や、
周囲を囲まなくても美しい (どこから見ても
欠点がない)宝石に対して多く用いられる方法です。

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あらかじめ宝石側にも突き抜けない穴
【片穴】を開けておき、

(ちなみに 突き抜けた穴、ビーズ状に
なった穴は両穴と言います)

土台に宝石に開けた穴と同じ位置に穴を開けて
土台と同じ素材の棒状のものをロウ付けして固定し、
接着剤で宝石を固定する方法です。
21-3_PINtate3.jpg
このペンダントはこうして作られていたようです。


続きます。
posted by あとりえSAKANA at 14:05| Comment(14) | 制作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする